『セレンディピティの探求』 その活用と重層性思考

『セレンディピティの探求』 その活用と重層性思考
澤泉重一・片井修共著 ㈱角川学芸出版 定価本体 ¥1,714

この本の内容は、ブログ本文で、ある程度紹介していますので、ここではこの本の「あとがき」から、注目すべき部分を抜粋し紹介します。
現代の私たちの周辺を見ますと、安全に関わる問題が思わぬところで起こっています。国際経済などグロバリゼーションや過度の競争の問題も含まれており、単純に局所的に閉じた議論では済まないことも多々あります。この様に世の中が複雑になり、組織が大規模になるに従い、組織を部分に分解し、それぞれに権限と責任を委譲し、情報公開と説明責任によって、信頼性を担保しようとするのですが、そこにはほころびが生じているのです。(中略)不確実性の時代と言われて30年になりますが、不確実性の要素となる偶然性や偶発性に着目して、リスクを軽減することは社会的にみて大きな進歩であり、セレンディピティを一層多面的に知ることが、これを進める時代的流れであると感じています。
本書はそう云った意味でのセレンディピティの実践と理論の両方にわたって革新的かつ多面的に論じており、理解と活用に役立つことを願っています。

参考文献
『偶然からモノを見つけ出す能力』 澤泉重一著 角川oneテーマ21
『思考の整理学』 外山滋比古 ちくま文庫

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:http://www.fa-it-research.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/157