国内の現場力からグローバルの現場力へ

わが国の製造業が、汗水たらして営々と国内工場で培ってきた現場力は、世界に誇る日本の製造業の企業文化・マインドの肝であると思います。
既に、日本を代表するトップ企業は、自社の現場力を移植するグローバル化を着々と進めていますが、それらの企業を支える企業群や、海外進出を志す企業も、それぞれの強みを生かし、グローバル化を遂げていかなければならないと思います。そのためには、従来の知恵の資産であった『国内の現場力』は、『グローバルの現場力』へと脱皮させ、進化させることが求められています。

e-F@ctory BIZ-Strategyの連載記事に、日本の製造業がもつグローバル志向の動向が覗えます。
参照記事:「2006年度モノづくり実態調査結果から見る」これからのモノづくりの方向性」連載第4回生産技術、国内外の生産体制について

製造のJapan Wayのグローバル展開が盛んに行われようとしていますが、先行企業のFA手法を学び、IT武装を強化して取り掛からないと、世界各国、特にアジア圏、および注目され始めたインド、東欧、ロシアなど、受入れ諸国では、日本企業をコスト・利益追求の権化のようにみられ、現地に根づき、Win-Winの互恵関係を築くのに、時間と手間が掛かり過ぎたり、挫折したりするのではないでしょうか?

一方、国内では少子高齢化が一段と進み、現状の若者達が失われた10年のリストラのあおりをくったこともその一因とされますが、ワークマンシップの新陳代謝が遅れ、劣化がつのり、グローバルな舞台でリーダシップを執りつづけることができるのか、将来の不安材料も多くなっています。

しかしながら、日本の良さが世界で認められて来ている事実が幾つか紹介さされている本を見つけました。 国内から見ていると世界で孤立する日本の姿に囚われ悲観論になりがちですが、アジア圏で過っては欧米に植民地支配された国々が民主化の歩みを始めました。このような外国から見ると、日本は戦後、民主化と市場経済で成功し、世界から注目される国になりました。アジア人からは同胞の先駆者として羨望され、目指す国のモデルとなりつつあります。これは過去、欧米に支配された指導者への尊敬の念とは質的に違います。

この本は、外務大臣・麻生太郎著 『とてつもない日本』です。ご存知の方もいられると思いますが、書店に行くと仰々しく並んでおり、選挙目当てのPR本かと2~3回手をかけましたが、手放していました。 遂に先日、外から見た日本が “とてつもないのか?” と思い、読んでみました。案に相違して、外交、政治の宣伝色は薄く、外務大臣として世界を歴訪され、肌で感じられたタッチで、海外から見た日本の姿が描かれており、私にとって『日本はそう見えているのか?』と新鮮な感興を覚えました。

次回のブログで、さらに製造視点から読み解きたいと思います。

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